No.55 栗崎早世 |
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「研究の概要」
1.研究テーマ 最近では、街中にも郊外にも、様々なコンセプトを持った「カフェ」が人気を集めています。その中でも私が注目するのは、いわゆる「オーガニックカフェ」で、「心にも身体にも環境にも優しい」というのが最大の魅力であり、実際どんなものを提供し、どんな空間を演出し、またどんな店舗デザインで、人々はどの部分に惹かれそこへ集まるのか、研究してみたいです。環境への配慮のこだわりなども探りたいです。 また大きい小さいに拘らず、商店街などの人々の集う空間や場所に非常に興味があり、どのようにすれば多くのヒトが集まり、憩うことのできるものになるのか、デザインの観点からも研究したいです。
2.背景・問題意識 近頃、「オーガニック」や「マクロビオティック」、「スローライフ」に「スローフード」、「LOHAS」などといった言葉を頻繁に耳にします。これらは雑誌にも数多く採り上げられ、私たちの生活の中に浸透しています。飽食の時代と言われる現在の日本において、このような、ヒトと環境の優しい健康ブームが起きているのは、多くの人々の生活にゆとりが生まれ、意識の変化が起きている証なのかもしれません。 今や米国成人人口の30%、約5000万人以上が LOHAS を重視する消費者であり、米国での市場規模は2268億ドル(約30兆円)、全世界では5400億ドル余にものぼる、という調査結果も報告されているようです。 3.目的・概要 人々の日々の生活の中に、「美味しい、楽しい、ヘルシー」を浸透させることを目的とする。 また忙しい日常の中で、人々が集い、憩えることのできる空間を確保することも目的とする。
4.アウトプットイメージ いろいろな街へ出かけ、様々なカフェや商店街、住宅街など地域に密着した場所を訪ねて、小さな発見を積み重ねていこうと思います。また昨年中途半端に終わらせてしまっていたインテリアコーディネーターの勉強にも、再度取り組みたいです。 デザイン、環境、食事、健康など、それぞれの分野における専門知識を深める事で、専門的なものの見方ができるようにしたいと思います。
06/05/10 10:00
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