TANIGUCHI Seminar Column.BBS
04[2006-2007]


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No.99 小山 佑也
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京都国立博物館

京都国立博物館の開館110周年記念「美のかけはし」展に行ってきた。この展示では京都国立博物館の所蔵する文化財のなかでも、著名なものが常設ではなく企画展として展示されていた。大体が巻物や絵であって、それも平安期や鎌倉期のような古い年代のものばかりであったのだが、そのなかに、片山東熊作の建築図面が展示してあった。片山東熊は東京駅設計の辰野金吾とともに、明治時代に日本に輸入された様式建築を日本人の手で日本の地に建てた第一世代であり、赤坂離宮を建てるなど日本の明治期にとっての重要な建築家である。展示された図面は非常に精密な仕事が感じられるものであり、コンピュータの時代と大して変わらないようなものに見えた。図面は京都国立博物館の設計図であり、図面の横にはレリーフ部の試作品実物が飾られていた。図面は正面ファサードを描いたものだったが、その細部を三次元にした、横においてある試作品レリーフにとても驚かされる。ここに入ってくる時に外観を見ただけでは何も感じなかったが、このレリーフは平面図を見て作ったとはとても思えない精密さであった。日本には「西洋建築を作り上げたことのある職人やそれを教える職人」はいなかったはずだから余計に感心した。お雇い外国人から教わったり、海外に建築を見に行ったりしてなんとかして技術を習得したにしてもその苦労は並大抵ではなかったであろう。現在と違って三次元CADや立体の試作品を切り出す精密機械がない時代に、図面だけを頼りにして、日本にはなじみのない造形を作り上げた職人たちは設計者片山東熊よりも尊敬に値するだろう。今展示物を見ているその建物の内部の、本物のレリーフを手で触りながら図面と試作品に見入っている自分がいた。

06/08/03 22:43
No.98 小垂 優
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「東福寺方丈庭園レポ☆」

前期に受講していた授業の中で取り上げられていた「東福寺方丈庭園」。
行ってみたくてみたくて、テストが終わったらすぐに行ってしまいました。
わくわく!と、ゆるり…が共存していて、とっても後味の良い庭園でした。

方丈庭園は建物を囲むように、4つの庭があるのですが、それぞれによって生み出される世界観、空間の温度・雰囲気・手触りなどが微妙に違いながら、それでも全体的には統合されていて何とも気持ちいいのです。

方丈南庭は、巨大長石で表現した島と、砂紋を中心に構成されています。その風景を廊下に座って眺めるのは、あまりに圧倒的で、故に体の力が抜けてへなへなになってしまいます。庭園の中を吹く風はなぜか涼しくて、それと相まってこの場所ではかなりの「ゆるり…」が体験できます。ゆるり偏差値はかなり高めです。

西庭には、刈込と砂地の大きな市松模様があります。しかし、この市松模様は、西庭全域に広がっている訳ではなくて、端にさらりと、かつ豪快に作られているんです。この市松模様の面積に空間の使い方のセンスよさみたいなものを感じてしまいました。この場所は続く北庭への「わくわく!」感をあおってくれる重要なスポットであります。

北庭は敷石と苔との市松模様が構成されていますが、西庭のように大きなそれでなく、バスルームのタイルぐらいの大きさの市松模様です。(添付している写真は北庭の市松模様です。)この方丈庭園が「グラフィカルな現代庭園の先駆けとなった」と言われるのも大納得の空間で、「わくわく!」はここで最高潮を迎えます。

東庭には円柱型の石がぽこぽこと置かれています。これは北斗七星を抽象的に表現したものらしいのですが、芸術のよくわからない私には、はっきり言えばちょっと異様な空間でありました。しかしなぜか少し笑えてしまい、(重森三玲さん、ごめんなさい)後味の良さはここで形成されました。

個人的な感想をつれづれなるままに書いてしまいましたが、砂地の白と、植物の緑色で作られている空間は本当にきれいで、庭園としてのセンスの良さも抜群だったように感じます。
興味を持たれている方は、ぜひ1度行ってみられてはいかがでしょうか。


06/08/01 1:01
No.97 梅田 晴子
(6KB)
 今月は久しぶりに高校のクラブに行ってきました!!私はフェンシング部だったのですが、立命館大学の衣笠キャンパスで合宿をしていました。この体育館は何度行っても高校時代の思い出がたくさんつまった場所だなと思います。高校の頃、この合宿が本当につらかったです。でもその時に音楽が流れていたことがせめてもの救いでした。体育館で卓球部の人が音楽を流していて、それを聞きながら練習したことがすごく心に残っています。もちろん今でもその歌を聴くと合宿を思い出しますが・・。
 でも私はこの合宿を3年間乗り越えてきて本当によかったと思います。きっとこの合宿でみんなの絆ができたし、強くなれたと思います。今回OGとして合宿に参加して、あの時の自分たちを思い出してもう一度もどりたいなと思いました。今、インターハイに向けて頑張っている後輩を見て少しうらやましく思います。自分もそれくらい熱くなれるものをまた見つけていきたいと改めて思います。合宿は現役の時と同じくらいして筋肉痛でした。でもとてもいい日になりました。



06/07/31 22:37
No.96 金子紀之
(23KB)
ワールドカップのジダン。人には聖域があると思うのです。ここだけは絶対に他人に
侵略されたくないっていう領域が。 その良さもよくわからないくせに口出ししてく
んなよ!ってとこが。僕もそんな聖域を持っている人間です。 例え大多数の人間が
それを異と考えたとしても、僕にとっては大事なものなのです。 どうか侵略しない
でください。どうかそのままにしておいてください。てことなのかな…



06/07/27 16:34
No.95 金子紀之
(16KB)
昭和天皇陛下のメモ問題。結論から言うと、どうやら偽物みたいです。なんだかな、
と思ったのは、日経の記事です。21日付けの記事なのですが
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060720MS3M.html、 たくさんの方々が検証や推察を重ね、メモは偽物であるという結論(正しく言うなら「本物と言えない」)を知った後にこの記事を読むと、マスコミの怖さがより明確にわかりかけたような気がします。つまり、(マスコミだけでなく)情報の媒体を書いている人も、その人個人の感情
によって情報をより分けて、僕らに分け与えてくれてるんだなー、と感じました。自
分もただ、読んだ知識をこうしてコピペしているだけなので何とも言いづらいです
が。そして、こうやって自分も自分の感情によって情報をより分けて人に伝えている
わけです。


06/07/27 16:28
No.94 金子紀之
(12KB)
テレビでありふれた殺人のニュースを見て。これは例え話です。例えば昔、あるとこ
ろにお城がありました。なに不自由なく育ったお姫様は幸せであることに飽き、 実
験と称しては塔の上から袋詰めの猫を落とし、その自由落下のなかに生命の意味を見
出していたのでした。けれども、落とせば落とすほどお姫様はわからなくなってし
まったのです。 「人生って、わからないなあ!」 お姫様は家来に命じて、自分と似
た年恰好の12人の娘をさらい、自分と同じ服を着せ、 自分と同じ化粧をさせ、窓か
らおとしました。12人目を落とし終えたあと、お姫様は「人生って、わからないなあ
!」と言いました。そしてお姫様は一生幸せに暮らしました。もちろん、これは例え
話です。けれども、例えばそれが人生というものなら、私は…私は…私は…塔から落
ちた12人の娘みたいに地面に深く埋まって、化石みたいにきれいな宝石になりたい。
なんとなくそーベッドで思いました。



06/07/27 16:28
No.92 金子紀之
(51KB)
北朝鮮。嘘か本音かは問題でなく、建前か本気かが問題なわけです。嘘をつかれて
も、それが建前上の嘘ならばまあ仕方ない。本気でつかれたなら、ちょっと嫌。社交
場でも友人関係でも。建前の嘘はついても本気の嘘はつかないようにしたいもので
す。だから僕もそのような行動理念で生きていきたいです。


06/07/27 16:25
No.91 浅見量太
(23KB)
24日、三条お神輿祭りのお手伝いしてきました!祇園祭りというと宵山の風景や山鉾巡業のイメージが強いですが本来の祇園祭りの主役はお御輿らしいです。神様を八坂神社に送るために野郎たちは頑張ってました。神輿と熱気とこの男臭さ。観客の掛け声と太鼓の音が場の雰囲気を当時のものにしてる気がしました。これが昔から今に生きる祇園祭りの仕掛けなのかと、正直宵山に行った時よりも深い感銘をうけました。イメージって実際の物事より先行し過ぎな部分ってありますなぁ。
そんな事より、テスト頑張んないと!


06/07/26 21:07
No.90 金子紀之
(18KB)
インターンシップ。幼稚園時代の将来の夢は、パン屋さんになる事でした。その理由
も、ただ何となく「何かを作って生活するって良いな」くらいのものだったのです 、今想い出すと、どことなくノスタルジックな気持ちになります。 あのころの自分
はなんて無邪気だったんだろうなあ・・・と感傷に浸ってしまいます。 小学生の時でし
た。僕の夢は「警察官」に変わっていました。たぶん、少しだけ具体的な職業を考え
た結果だったのでしょう。警察官になって、市民の心の支えになりたいな、という浅
はかな思いだった気がします。 さて。今の自分はどうなのでしょうか。大学生に
成った今、その夢は叶いそうにありません。 時間の流れというのは残酷で、どうに
もあの頃の夢を叶えるためには、労力も時間も足りそうにありません。だから違う夢
を探すことにしました。


06/07/25 19:18
No.89 浅見量太
(42KB)
15、16と精華大学の公開講義、現代美術講座現代美術のキュレーションってのに友達と参加してきました。AITっていうアートによる場づくりを目指して設立されたNPO法人が中心になって、二日間で80年代をテーマにレクチャーとワークショップを行ったのですが、なかなか集まったメンツも年代が広く濃かったし密度の濃い時間を過ごせました。キュレーションっていうのは展覧会企画みたいなもんで学芸員の仕事よりもかなり自由な面白みがあるなぁ〜って思います。日本ではまだまだキュレーターの存在が少ないし、これからどんどん多様なキュレーターが生まれてくるのでは。ちなみに写真はワークショップでうちらが表した80年代。説明すると長くなるのでやめます。かなりカオスです。


06/07/17 21:37
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