TANIGUCHI Seminar Column.BBS
04[2006-2007]


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No.41 小山 佑也
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草津まちなかマップ

草津周辺に下宿している人はこれを見たことがあるかも知れないが、春休み期間中に、写真のようなパンフレットが自分のマンションのポストに入っていた。隣やその隣のポストにも同じものが見え隠れしていたので一斉に配られたのだろう。これは草津TMOという非営利団体が作成した草津駅の周辺マップで、この地区の魅力を紹介する内容の記事も書かれているものであった。実は、私はこれと非常によく似たものを、2005年の後期に、環境デザイン演習という授業で作成した。そのときは草津の魅力を探るテーマでフィールドワークを行い、先の非営利団体になったような想定で、サイン計画やイベントの計画などもアウトプットとして考え、発表したりしていた。だから、このパンフレットを手に入れた春休みから結構時間がたっている今でも強烈に記憶していて、今コラムに書こうと思ったのだ。明るくて、見やすい絵や文字のレイアウトは、さすがはプロの仕事だと感じるが、授業で四苦八苦してパンフレットを作らなければ、そういう印象は持たなかったかもしれない。ところでインターネットでこの地図について検索すると、先の草津TMOの事務局長をされている方のブログに、草津での仕事(おそらくこのパンフのことだろう)について書かれたものがあって、気になってちょっとだけ読んでみた。商店街の現状や仕事意識について書いてあり、短い文だが、かなり想いの深いことが書かれているのがわかる。これを読んで私が思うことは多々あるが、このブログの中の、まちのコーディネーターはまちの傍観者になるのではなく「状況を創る」べきだ、という内容の主張が、特に言い得ていると思う。これは浜野安宏先生のおっしゃっていたいくつかの話ともよく似ているなと感じた。状況作りとしてのパンフレットは、パンフレットの役割を超え、まちの住民や商店街やコーディネーターの関係を肥やしていくアイテムとなるのだろうか。パンフレットの中の商店主達の写真が、期待と不安を混ぜながらそう語りかけてくるようにも感じられる。私の住むマンションのそばのコンビニには、このパンフレットが広げられ、レジ横の壁によく見えるように飾られてあった。

参考URL
http://www.furuta-blog.com
古田篤司の「実践!生・まちづくり日誌」(なままち日誌)



06/04/25 22:48
No.40 浅見量太
研究概要

1.研究テーマ

研究のテーマとしてまちづくりといったものに大変興味があります
し、どうやったらみんな参加するまちづくりを実践できるのか研究
実践してみたいです

2.背景・問題意識

日本の街ってなんでこんなにどこも同じような雰囲気をもっている
んだろうと電車とか乗ってるとよく思います。いい街ってなんだろ
うなって考えたときに見える景観が美しいのももちろんあるかもし
れないけどそこに住む人たちの雰囲気みたいなのが街にでてる
所に行くとなんかいいなって自分なんかは思います。最近の街っ
て最初に街があってそこに人がいてって感じで街と人、地域と人
との関わりがないところが多いのではないでしょうか。このことが
何を生んでるのかっていったら住民の無意欲無関心だと思います。
そういう街ほど環境問題、過疎化、公害というものに無頓着、
廃れた街になりやすいし行政にすべてを任せるという性格になり
やすいと思います。そんな街では行政が意外と頑張ってやってて
もなにかと税金の無駄遣いだとメディアにつられてわーわー騒ぐ
人たちがでてくる。それだったらそこに住む人たちが自然と責任を
もって街づくりをしたら面白いものができるのではということです。

3.目的・概要

住民が責任をもって参加できる街づくりのシステムをつくる
 
4.アウトプットイメージ

どんな分野でもまちづくりに活かせると思うので大学生活の中で
色々な分野のことをまちづくりと連結した考え方をして学んでい
けば意外なところで新しい学問に出会えたりアイディアを見つけ
ることができると思うのと、実際に色々な街(海外も含め)にいって
自分で体験してみたりまちづくり団体というのが各地域にけっこう
あったりするので参加してみるのもいいと思います。


パソコンでも携帯電話でも使える 「MSN Hotmail」
http://promotion.msn.co.jp/hotmail/



06/04/25 13:58
No.39 大野木 智史
(18KB)


四月と言えば桜の季節。桜がなければ、四月とは言えない。花見や宴会も出来ない。そんな春に特別な存在の桜。出会い、別れ、いろいろな思い出と共に咲きみだれる桜。何か特別な魅力を感じる。きれいだな。ある一定の時期にしか咲かない花は桜だけではない。ある期間にだけ咲き乱れ、みんなの注目を浴び、観客を魅了する。いわばその時期だけスポットライトがあびたように主役になるのだ。主役になれる時期は短い。桜もいずれ散ってしまう。一年間という期間からしたら桜が主役になれる期間は短い。桜が散るときは何とも言葉では表せない悲しい気持ちになってしまう。それは仕方ないこと。しかし、また来年の春には桜がまた主役になるのだ。いわば散ってから桜は、来年の春に咲き乱れるように力を蓄えて、待っているのだ。自分に注目が浴びるのを。こんなにもきれいに咲くのだぞ!と見せるために。
自分にも人に注目される時期が来るのかな・・・。将来、短い期間でも主役になれるように自分はまだ力を溜め中。これから開花させるためには自分次第。

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立命館大学 理工学部 環境システム工学科
大野木 智史 rv001049@se.ritsumei.ac.jp

06/04/24 22:18
No.38 小垂 優
(3KB)
「北欧の椅子」

北欧の椅子は居心地がいい。そう思う。

今日23日まで、京都駅近くの学芸出版社にて「北欧の椅子―構造とくつろぎ展」なるものが開かれていた。京都新聞などにも掲載されていたので、他にも知ってる人やはたまた行ってみた人がいるかもしれない。

私は「北欧かぶれ」とまではいかないが、少なくとも「北欧にかぶれたい」と思っている1人である。それに入場無料・実際に座ってみることが出来る!という条件がつけば、とにもかくにも、もう行くしかなかった。

北欧の椅子は、世界的にも「座り心地がいい」と評価が高い。
しかし、「座り心地」と聞くと、どうも「身体にフィットする、なじむ」イメージが先行してしまう。近頃流行りのパウダービーズのクッションや,テンピュールの寝具みたいに。

北欧の椅子はそうじゃない。大きくて、質実剛健。ちっともやわらかくない木の椅子だってざらにある。だから、座り心地がいいとは一概には言えない。だけど、居心地がいい。

大きくて、肘掛けがどっしりしている椅子。座れば、「椅子は個室だわ」と感じてしまった。立派な肘掛けによって自分のスペースが確保できた気分になるのだ。
また、座面が大きいため、くるくる体勢が変えられて長い時間でも座っていることができる。他にたくさん人がいなければ、居眠りしたり、本を読んだりしたいほどだった。

もちろん、全ての椅子が大きくて、肘掛けがあるわけじゃない。肘掛けのないものもあれば、椅子自体小さいものも中にはある。身体にフィットするように作られているものも。
それでも、「座り心地」の良さではなく「居心地」の良さを教えてくれた椅子たちは私にとって強烈な存在だった。

北欧は寒い地域なので、1日のほとんどを家の中で過ごす。そのため「家の中を楽しく、快適に」という意識が高く、インテリアデザインが発展したのだと何かの本で読んだことがある。そんなことを帰りしなにふわりと思い出した。

写真は1950年代にデンマークの家具デザイナー、フィン・ユールによってデザインされ、ニールス・ヴォッダー社から発表された「No.53 イージーチェアー」…ならよかったのだが、展示会を主催していたデザイン会社がそれを復刻させたもの。

本物は会場が撮影禁止だったため、写真に撮れなかった、残念。



06/04/24 0:04
No.37 清水重利
(45KB)
人があつまる

この春、桜がながーく咲いてくれたおかげで、ながーく花見を堪能できた。今
回は、花見の中で感じたことをかこうと思う。
花見といえば、花より団子でビールに日本酒、ワインといったアルコールに唐
揚げ、するめにおかし。桜は、たしかにきれいだが、ただの宴会の口実のよう
な・・・それに忘れてはいけないのが一緒に飲む仲間とさらに自分たちとは別
の周りの団体である。たまに聞こえてくる隣団体の酔っぱらったおじさんの
声。これがないと花見は成り立たないような気がする。ピクニックで草原に
シートを広げてお弁当を食べるのとは、全くちがった心地よさである。桜が咲
いていなかったら、だれもあんなところでブルーシートを広げて昼真っから飲
もうと思わないし、周りに同じように花見をしている団体がいなければちょっ
と気が引けて、ゆっくりのんでいられない。桜が人をあつめ、人がひとを集め
る。桜は日本最大規模の最強の集客装置であるような気がしてならない。その
日本最大規模の最強の集客装置の操業期間は短く、一年に一回だけこの春先
の、人も動植物も活発になるころに始まりおわる。その期間限定という特徴
が、さらにその装置をうまく演出している。
日本に桜があってほんとよかった。


06/04/22 2:43
No.36 田中 優子
『研究の概要』

1.研究テーマ

 今のところ、ユニバーサルデザインについて研究していこうかと思っていま
す。すべての人が使いやすいのではなく、「その状況下においてひとりでも多
くの人が使いやすいと感じるデザインの形は?」をテーマに研究していきたい
と考えています。

2.背景・問題意識

 私とユニバーサルデザインの出会いは、昨年から始めたインテリアコーディ
ネーターの勉強中でのことでした。21世紀において、ユニバーサルデザインは
確実に必要となってくると感じました。と同時に、日本中にあふれている「住
みにくい住宅」を何とかしなければと思ったことが、このテーマについて考え
るようになったきっかけです。

3.目的・概要

 生活環境において、ひとりでも多くの人が快適に感じる環境を追求していき
たいです。例えば、家の中で考えてみると、キッチンで車いすの人にとって手
の届く範囲のレンジのスイッチは、幼児にとっても手の届く寸法になってしま
い、車いすの人にとって便利でも、そこに同居する幼児の安全や健常者にとっ
ての使いやすさを考えると矛盾が生じてきます。このような状況を目の当たり
にしたときなどに、その場に応じたデザインを選択・提案できるようになりた
いです。

4.アウトプットイメージ

 私は、今年から環境・デザインINSに籍を置くことになったため、デザイン
に関する知識はそれほどありません。そのため、今は授業を中心にデザインに
ついて学び、なおかつ、今年もインテリアコーディネーターの勉強を継続しま
す。まだ具体的に何をするかは未定ですが、授業とインテリアコーディネー
ター、そしてゼミでのさまざまな活動を柱に、幅のある研究を進めていきたい
です。また、街中や公共施設など、何か気づいたときにすぐ写真をとったりメ
モをとったりして記録していき、研究に生かすことができたらと考えています。


06/04/19 18:57
No.35 栗崎早世
(20KB)
「子どもたち。」

4月中旬。
ピンクの桜は緑色の葉桜へと、徐々に姿を変え始める。
街は次第に暖かい日差しに包まれる。
ポカポカ陽気に誘われて、自転車で草津まで……
日曜日の昼下がり、静かな静かな草津川沿いを自転車で行く。
そう、静かな静かな河川敷。
子ども一人遊んでいない。
キャッチボールにはもってこいなこの空き地、ただ静かに佇んでいる。
そういえば最近、公園で走り回る子どもたちの姿を見かけない。
たまたまなのか、時代の流れなのか。

日曜日だというのに、子どもたちは何処に行ってしまったのだろう。
そんなことを考えながら自転車を走らせていた。
ふと、さっきすれ違った小学生たちの会話が蘇る。
「俺の携帯おしえたるわ。」
今では当たり前のことなのだろうけど……

気がつけば二十歳。
私が子どもの頃は……なんて語れるところまできてしまった。
私が子どもの頃は、よく公園を駆け回ったものだ。
警泥のスリル、ブランコの爽快感、花一匁の楽しさ、かくれんぼの緊張感。
携帯をいじるより、ゲームをするより、数倍魅力的だった。

今の子どもたちは知っているだろうか。


06/04/19 10:05
No.34 片岡 真里子
1.研究テーマ
 私は京都の街並みにとても魅力を感じ、京都の町家を利用したカフェやギャラリーをたびたび訪れます。昔ながらの古い町家と、カフェやギャラリーといった現代的なものの組み合わせによって、京都の街は華やいでいるように感じます。このように古いものと新しいものを調和させ、リデザインすることによって廃れてしまった何かを再生できると思います。また、形のあるものだけではなく、ライフスタイルなどにも当てはめる事ができると思います。そこで、現代的なものと伝統的なもの、新しいものと古いものなどを比較し、忘れられつつある伝統の再生や、地域の活性化について考えたいと思っています。
     
2.背景・問題意識
 最近では、伝統文化や昔の様なライフスタイルは廃れてきていると感じます。時代の変化と共に、何に対しても「より便利に」「より快適に」と進められ、古いものや伝統は忘れられています。しかし、古いものの中には現代にも通用する魅力があると思います。その魅力を新たなアイデアや組み合わせによって再生し、昔から受け継がれてきた文化を守っていきたいと思います。

3.目的・概要
 忘れられつつある伝統文化や考え方、ライフスタイルを私たちの生活に取り入れることを目的とします。その方法として、古いものに手を加えたり、新しいアイデアを組み合わせたりと、リデザインすることによって進めていきたいと思っています。

4.アウトプットイメージ
 まずは伝統文化について学びます。そして、その現状や再生されている事例などを調べ、今私たちにできる事を提案していきたいと思っています。


06/04/12 14:55
No.33 沼田大輔
『研究の概要』

1.研究テーマ

私はスローライフやロハスといったライフスタイルが、なぜ今の世の中でひそかなブームになっているのかを研究したいと思っています。特に『なぜ今の世の中』なのかを明らかにしたいです。そこに私はこのブームの答えが、含まれているのではないかと思うからです。

2.背景・問題意識

ニュースを見たり新聞を読んだりしていると、必ず『ロハス』などといった単語を見つけることができます。しかし実際に意味を理解して、実践している人はどれくらいいるでしょうか。正直、私は漠然としたイメージでしかわかっていないと思います。『ロハス』が一時のブームで終わらないためには、私みたいな『なんとなくわかるという人』たちを『完全にわかっている人』たちに変える必要があると思います。

3.目的・概要

目的は『ロハス』をどれだけ定着したライフスタイルにできるかということです。そのためには『ロハス』というものを知ることが第一だと考えます。そして私たちが実践するためにはどういった考え方や、行動をしなければいけないのかを研究していきたいです。それに物事の本質を知るには、自分が実際にやってみるということは不可欠であると考えます。ぜひ実践した上で研究を進めていきたいです。

4.アウトプットイメージ

研究した結果、実際に私のような大学生や一般の方々が、『ロハス』をおこなうことを身近に感じられるようにしたいです。そして研究後も実際に挑戦して、『ロハス』を広めていきたいです。


06/04/11 23:18
No.32 西村 英莉衣
『研究の概要』

1.研究テーマ

わたしは、日本人であること、活性化、人と人との繋がりというこの三つのことをテーマにしたいです。日本の美しさを知り伝統を知り、誇りを持つこと。また、近年忘れられがちな日本の文化・工芸・心を人と人とがリンクしていくことによって現代の生活や日本文化・心を活性化させていくことを考えています。新しいものや違うものとコラボレーションさせ、新しいものを作ることから新たな発見や、いろりろの方向から見ることや少しの工夫から美しさの再確認ができると思います。

2. 背景・問題意識

京都などを歩いていると、伝統工芸の店を目にします。しかし、何か日本人のわたしであるにかかわらず遠いもののように感じます。自分の国の文化であるのに、自分の近くに感じることができないのです。また、外国の人に文化を紹介するときも、自分たちの文化を紹介しているはずなのに親近感のないものを紹介している気分になることがあります。わたしたちは本当に日本という国を知っているのだろうかと感じることがしばしばあります。

3.目的・概要

このように遠く感じられてしまう日本を、自分たちの今の生活に近づけられるようにすることが目的です。ただ、昔からあるものや普段身近にないものを現代の生活に盛り込もうとしても無理があると思います。現代の生活の中に溶け込ませることが大切です。このときに人と人との繋がりを重要視することによって、斬新なアイディアや、コラボレーション、地域になじませることもできるはずであると思います。

4.アウトプット

まず、日本をわたしたちがよく見ること、知ること、体感することから始まると思います。そして、コミュニティーや現代の生活を把握し、どう組み合わせていくのかを考えていくことから始まると思います。



06/04/06 13:31
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