戻る
[2004年3月のPick Up]

バックナンバーも是非ご覧ください→| 3月| 4月5月6月7月8月10月11月12月

バックナンバー

   青松 竜好  (Aomatsu Tatsuyoshi)

 WEBデザイナー
 

work: 青松デザイン事務所ディレクター&デザイナー
hobby: ゴルフ、スノーボード
special: 西京区ウォーカー管理人
http://www.neokyoto.com/nkw/


記念すべき第一回目を飾ってくれるのはwebデザイナーの青松竜好さん。
青松さんは西京区ウォーカーという西京区のコミュニティーサイトを運営している方で、僕たちがこの西京.comを立ち上げる際に、サイト管理者という立場から貴重な参考意見をくださったり、また、西京区に在住している一区民としての立場から西京区の現状の分析など、様々な角度から僕たちのプロジェクト活動を親身になって支えてくれたステキな人です。

西京.comのPICK UP取材要請をした後、12月22日(月)に青松さんと合うことになりました。
お互い緊張していたため、まずは意味が有るのか無いのか分からないこんな質問から、和やかに取材が
スタートしていきました。

もし生まれ変われるとしたら男と女どっちがいいですか?

「そうですね。女ですね。今は男として人生を送っているから、女の人の人生の深い部分を経験できないわけですよね。だから、そういう未知の領域を経験したいっていう意味で、やっぱり女に生まれ変わりたいですね。え?未知の領域?そりゃぁ未知の領域ですよ(笑)」

青松さんと西京.COMサポートチーム杉江

こんな質問から始まったせいか話はどんどん脱線していって、一時間も雑談をしてしまいました。
青松さんの個性を伝えるための取材なのに雑談ばかりではいけないと次にこんな質問をしました。

なぜwebデザイナーになったんですか?

「簡単に言えば、そうなってしまったんです。新しいものがもともと好きだったんで、普通の人よりはwebに対する知識はあったと思います。けど当時(大学在学中)は、デザイナーになるんだっていう意志は無かったんで、(技術的に)作ることに関しては素人でした。ところが、たまたまwebデザインの仕事を紹介してもらったことがあって、それ以降、徐々にデザイナーになる道へ進んだ感じですね。ですから、自分の嗜好や人間関係、自分を取り巻く環境などが進路を決めたんじゃないでしょうか」

じゃあ、学生時代に想像していた数年後の自分像と現在はだいぶ違ってますか?

「ぜんぜん違うね〜(笑)高校生くらいのときは夢を持ってなかったし、大学に行ったのも回りに流されたからです。今考えたらデザインの専門学校に行っておけばよかったなと思いますよ。大学の頃きっちりとしたデザイン教育は受けなかった分、今が大変で・・・現在デザインやそれ系の資格の勉強を猛烈にしているし、仕事を通しても日々勉強させてもらってる状態です。けどデザイン自体は好きだし「壊す仕事より作る仕事がしたい」という昔からのこだわりが実現しているので、それに関してはすごく幸せだなと思っていますね。」

 

「壊す仕事より作る仕事」とはどういうことでしょう?

「父親が解体作業の会社を経営していて、大学生の頃は、暇な時にはよく父親の解体作業の手伝いをしていたんです。役目を果たしたモノを解体していくっていう「モノの役目を終らせてあげる仕事」を繰り返していく中で、いつの間にか「モノに役目を与えてあげる仕事」、「モノを生み出す仕事」に強い憧れをもっている自分に気付いたんですよね。
そこで今、自分はこうやってデザインの仕事という「モノを生み出す仕事」をやってるわけですけど、自分のわがままで父親の仕事を継がずにデザイナーになったことに関してはやっぱり少なからず負い目はあるんですよ。確かに、自分には合わなかったけど、父親のやってる仕事に僕も誇りを持っているし、父親を尊敬してます。だからこそ、そんな仕事を蹴ってまでやってるデザインの仕事は、絶対やめたくないし絶対やめられない、という気持ちはありますよね。このことは自分が仕事をやっていく上で心に留めていることの中でかなり大きい部分を占めていると思いますよ。いつかちゃんと親孝行したいなぁと、思っちゃいますね(笑)」

印象に残っている言葉や自分を支える格言みたいなものはありますか?

「以前岡本太郎さんのお弟子さんである建築家の方とお話させていただく機会がありまして、日本の伝統建築にある「忍び返し」についての話が心に残っています。
『昔からある「忍び返し」を「忍び返し」のまま使っていると、それはただ古い物になって廃れていってしまう。ものに、その時代、その時代にあった技術を融合させて少しづつ形を変えて「忍び返し」を現代に存続させていくことが”伝統を守る”ということだ。』という内容のお話でした。
伝統を守るってことが、ただ古い物を残すことだと考えていたぼくにはショックでしたね。
ですから、昔のものとして風化せずに伝統として残していくには、新しい技術をうまく融合させていくことが非常に重要なんですね。古くからある技術の良い部分を残して、新しい技術と融合させるこれは自分が仕事や生活をデザインしていく時にも気をつけています。

 

あと、みんな「頑張れ」って言葉よく使いますよね。けど、これって言われる側にしてみたらかなりのプレッシャーになるじゃないですか。そこで格言ではないですが「頑張る」という言葉は、何かをがむしゃらにするということではなく、自分の持っている力をできるだけ長く発揮し続けることだと聞いたことがあるんですよ。その瞬間、肩が軽くなった感じがしてだいぶ楽になりました。頑張れって言葉をこういう風に捉えることもできるんだなと、ものすごく共感しましたね。」

最後に西京区の素敵なところを教えてください

「そうですね〜。都会でもなく田舎でもないという点かな。市の中心部は騒々しくて嫌だけど西京区は住みやすいし、交通アクセスもいい、すごくいい場所だと思う」

東京にあこがれはないですか?

「東京には行こうとは思わないですね。やっぱり京都がいいですよ。京都には「京都ブランド」というものががあって、京都市民が誇りに思っていいと思います。」

青松さん・西京.COMサポートチームで
京都駅のクリスマスツリー前で記念撮影

年の瀬もあわただしい時期での取材となってしまったのですが、そんな中でも常に笑顔でさわやかにインタビューに答えてくださった青松さんでした。
甘いマスクの中に秘められた青松さんのあたたかさに触れて、プロジェクトのメンバーは来年への励みを貰いました。


青松デザイン事務所
Web企画・デザイン・更新・社内研修
実績(下請け含む): 某市サイト作成・更新/ 某市議会サイト作成/ 某市選挙管理委員会ページデザイン/ 某町商工会議所サイト作成・更新/ 十数店舗展開書店サイト作成/ 東京タレント事務所サイト作成/ 他 大中小企業・店舗〜個人サイト 多数

「私を取材して!」、「こんなことがあるんだけど取材してみない!?」っていうような情報をお持ちの方は、pickup@nishikyo.comまで!タレコミ待ってます!

感想、メッセージは『写真もOK!なんでも掲示板』で!

バックナンバーも是非ご覧下さい→|3月|4月5月6月7月8月10月11月12月
 

 
西京.comについて| 利用規約| サイトマップ| 管理者への質問