Kyoto Shimbun News 2004年11月27日(土)

伏見区総合庁舎の在り方探るワークショップ開く

 2008年度完成を目指す京都市の伏見区総合庁舎の在り方について、市民がアイデアを出し合うワークショップの 第1回が27日、同区の伏見保健所で開かれた。整備基本計画の策定の段階から区民の立場で利用しやすい施設を考 えてもらい、計画に反映させる意欲的な取り組み。参加者は「にぎやかで活気がある」などと伏見のイメージを話し合った。

 総合庁舎は、分散している区役所と福祉事務所、保健所を統合し、伏見青少年活動センターも併設する計画。 市は1999年に同区村上町の府有地を予定地に決めたが、今年5月、経費削減につながるとして、 区役所の隣接地を取得して区役所と一体で新設する方針に変更した。

 ワークショップでは、同区在住の立命館大の谷口知弘助教授がコーディネーター役を務めた。 公募の参加者約40人が、総合庁舎の整備基本計画づくりについて説明を受けた後、今後の議論の前提となる 「伏見らしさ」について意見交換。

 「酒蔵など風情のある景観を大切にしたい」「商店街がにぎやか」などと発表し合った。 ワークショップは来年2月まで月1回開催し、意見を提案書にまとめる。

 また、併設される伏見青少年活動センターでも同日、新施設を利用者の立場から検討する建て替え プロジェクトの第1回会合が開かれた。


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